学生を魅了する世界史用語15選
どうもサカエです。
もうすぐ4月ですね。
学生の方は進級、進学して新たに学ぶことが増えて、世界史が授業に加わる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、思わず口に出したくなるようなカッコいい世界史用語を主観で厳選してみました。
「ペリオイコイ」
古代ギリシアのスパルタの劣格市民で、商工業に従事していました。
「パクス=ロマーナ」
ローマの平和の意で、アウグストゥス帝から五賢帝までの約200年間続いた黄金時代を言います。
「シャルルマーニュ」
カロリング朝フランク王、カール1世(大帝)のフランス語名です。
外征において、北イタリアのランゴバルド王国を征服、ドイツのバイエルンとザクセンを服属させ、モンゴル系のアヴァール人を討ち、ローマ教皇レオ3世から西ローマ帝国の冠を受けました。(カールの戴冠)
内政では、神学者アルクィンらを都のアーヘンに招きラテン語教育を行うことで、カロリング=ルネサンスと呼ばれる古典文化復興運動を進めました。
また、中世ヨーロッパ文学の傑作である武勲詩「ローランの歌」は、シャルルマーニュ軍とイスラーム軍との対戦、家臣であるローランの武功と友情と恋を歌った物語です。
「カノッサの屈辱」
叙任権闘争の過程で教皇グレゴリウス7世に破門された神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世が、北イタリアのカノッサ城に滞在中の教皇に赦しを請うため、雪が降りしきる中城外に3日間立ちつくしてやっと破門を解かれたという事件です。
英雄ジークフリートの冒険と死、その妃クリームヒルトの復讐劇、ブルグンド人の滅亡を描いた叙事詩です。前述の「ローランの歌」と共に中世ヨーロッパ叙事詩の二大傑作です。
「リーグニッツの戦い」
ワールシュタットの戦いとも。バトゥの率いるモンゴル軍がヨーロッパに侵入し、ドイツ・ポーランド連合軍を撃破した戦いです。
「ハプスブルク家」
1273年のルドルフ1世以来、神聖ローマ皇帝位を世襲した名門家です。家名はスイスの山城ハプスブルク(鷹の城の意)に由来します。
「千夜一夜物語」
アラビアン=ナイトとも。16世紀初めに完成したアラビア語の説話集で、イスラーム文学の代表作です。
「パーニーパットの戦い」
インドのデリー北方にあるパーニーパットでは戦争がたびたび行われましたが、多くは1526年、バーブルがロディー朝の軍を破ってムガル帝国を建国した戦いのことを指します。
オーストリアのマリア=テレジアが全ハプスブルク領を継承したことに反対して、バイエルン、ザクセン、スペインが王位継承を要求して起こった戦争です。アーヘン(エクス=ラ=シャペル)の和約で終結しました。
「若きウェルテルの悩み」
ドイツの古典主義作家であるゲーテの疾風怒濤(シュトゥルム=ウント=ドランク)期の代表作です。
フランス革命期の、国民公会における反ロベスピエール派が起こした事件です。これにより恐怖政治は崩壊しました。
「カールスバートの決議」
ウィーン体制下、ドイツの統一と自由を求めたブルシェンシャフト運動の弾圧を目的に決定したものです。
「プロンビエール密約」
イタリア統一戦争中、サルデーニャ王国の宰相カヴールが、フランスにサヴォイアとニースを割譲する代わりに軍事援助を得ることを約束した、ナポレオン3世との密約です。
「プラハの春」
チェコスロヴァキアにおいて、ドプチェク第一書記によって民主化運動が進められた時期をいいます。
以上です。いかがでしたでしょうか。
世界史はノンフィクションの読み物と言えますし、RPGが好きな人なんかはすぐにハマると思います。そういう人はカタカナの名前に慣れているから、覚えるのも早いかもしれません。笑